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2022.04.12

ローズの長い歴史~その1

ローズが地球に現れたのはなんと約4~5000万年以上前と言われています。

バラの化石が発見されたことによりその時代が特定できました。

地球ではローズはもちろん植物は人間よりずっと先輩ですね。

古代では特に貴族がローズの香りを楽しみ、薬として、また高級な貿易品としても扱われてきました。

西洋医学に父と呼ばれるヒポクラテスはオリーブオイルにバラの花弁を浸し、万能薬として使っていたようです。

また古代の詩人はローズを「花の女王」、その香りは「恋の吐息」と詠っています。

現代でもエッセンシャルオイルの女王とも言われ、愛の告白にはローズというように古代と同じように特別な花として扱われています。

世界三大美女として有名なクレオパトラもその美の秘訣はローズでした。

当時もとても高価で、権力の象徴でもあったローズオイルをたっぷり肌に塗ったり、寝室にローズ花びらを膝の高さまで敷き詰めたという伝説も残っています。

元々の美貌だけでなく、ローズの香りを味方に男性を魅了しいてきたのです。

マリーアントワネットもローズを自分の香り!と言っていたそうです。

ローズは女性のものとの印象がありますが、古代ローマ帝国第5代皇帝のネロのバラへの執着は有名です。

宴会場をバラの花びらで埋め尽くして来客を窒息させたとか。また入浴にはバラ水をふんだんに使い、湯上りにはローズオイルをカラダに塗っていたと言われています。

宗教においてもローズは象徴的で赤バラはキリストの血、白バラは聖母マリアの純潔の象徴と言われています。

白バラはマホメット、赤バラは絶対神アッラーの象徴で、イスラム教にとってもバラは神聖な花です。

11世紀~13世紀ごろに十字軍の遠征により、西アジアのバラがヨーロッパに伝わったと言われています。

というように、ざっとバラの花の歴史をお話しました。

古代からバラの花、その香りは人を魅了し、その素晴らしい効果効能も理解していたのですね。

次回はいよいよ!?ローズのエッセンシャルオイルができた歴史についてお話しますね。