2023.10.27
人間の身体を信じる
何かしら身体の不調や都合の悪い症状がでているときにどんな考えや感情を持ちますか?
例えば食べ物や生活習慣や環境に良くないモノや人や出来事があったせいで自分に悪いことが起こっている。
と、普通は考えますね。
古い食べ物を食べたからお腹を壊した。
風邪を引いている人がいたから風邪が移った。
質の悪い化粧品を使ったら肌荒れした。
物理的原因をきっかけに結果として身体に何かしらの症状がでたと考えるのは、確かに自然なことです。
でもセラピストを長くやっていると、身体に起こっていることで普通じゃないことってたくさんあるんです。
明らかに偏った食事をしているのにお肌もきれいで健康的な人。
食事が素晴らしいはずなのに病気になる人。
多分お医者さんをやっていたらもっと不思議な経験をしたことあるかと思いますが、突然腫瘍が消えたり、死ぬだろうはずの人が長生きし、軽い症状の亡くなるはずのない人が亡くなったり。
普通に考えたら説明がつかないことや奇跡って実はたくさん転がっています。
これは人の身体は物理的法則のみに支配されているのでなく、例えば心のあり方や霊的、波動的のように曖昧な見えないものの影響を受けているからだと思います。
面白いことにその人が意識を向けている箇所に特に症状や反応がでやすくなっています。
私も自分の身体で実験したことがあるのですが、あるとき指先を包丁で切ってしまいました。
あっ切ってしまった!と思い指先だから血がいっぱい出る〜と思った瞬間に血がどんどんと出ましたが、その後すぐにそういえば血流はコントロールできるんだと思い出し、指を切ったからといって血はそんなに出なくていいんだよ、と思ったあとは血が止まりました。
指先の形が変わるかな、指紋がなくなると思ったくらい肉片をカットしてしまったなかなかの傷でした。
血が止まった指先にゆっくりオイルをつけて流しに落ちた肉片を取り上げて指紋を合わせて戻し、絆創膏をしてこれで元に戻るとただ思い安心しました。
女性に多いですが、顔や肌にコンプレックスがあり、常にそこを気にして注意をむけているとそこに反応がでます。
お腹が弱いと思っている人はすぐにお腹を壊します。
物理的原因でわかるものがあれば取り除けばいいですが、それ以上に人の意識が身体に及ぼしていることに気がついてください。
悪いことがおこらないようにと心配するほど実は反応していて、それが結果として出ると「ほら、やっぱり」思っていた通りになったと実は人は安心しているのです。
どんな物理的な要因、心や意識の向きやあり方、見えないレベルで何が自分に影響し、その反応や症状が出ているかなんて、自分のことすら100%理解することは不可能です。
セラピストとして私が提案したいのは、
何が起こってもベストのことが起こっていると思い込むことです。
何か調子が悪かったり症状がでているときは身体が自分のためにがんばって働いてくれているんだ!と自分の身体にありがとうを伝えなくてはいけないくらいです。
人間の身体は人が作り出したものでなく、自然からできています。
自然からできた身体は常にバランス、調整を図ろうとし、自分を一番いい状態で生かそうとしています。
そんな神様みたいな自分の身体を100%信じてあげましょう。
それを邪魔しているものがあるとすれば人の意識ではないかと思います。
自分の抱えている問題や心配ではなく、周りの人の問題解決に意識を向けることで、自分の問題をすっかり忘れたころには実はあった問題がいつの間にかに消えている
というようなことが起こります。
人の身体って本当に摩訶不思議ですね。